わからせればいいんだ、世界の電気街にぷよ通対戦台があるって。
そういう姿勢が、ぷよ通好きを引っ張り込むんだ。
バクレン。 8ページ目
『初動と動員』
「おめでとう!秋葉原日曜対戦会、初回は動員数全国3位だ」
「! ・・さ、3位って本当に喜んでいいんでしょうか?
”1位で当たり前の初回”って聞いたことあるんですが・・」
「なにっ!?バカ言うな!!全国で3位だぞ!
セブンアイランドとBOXQ2に次いでの3位だ、喜べ!!」
「いやでも、一昨年のシントクセガぷよフィーバーロケテは
初週ダントツ1位だったって言ってましたよね?」
「ああ、シントクは最高のスタートだったな!最新作の登場直後だったしな」
「・・池袋対戦会は、確か初回3位でしたよね。2週目は何位ですか?」
「・・・・9位だ」
「それだと秋葉原も初回3位だったとしても、
2週目はそれくらいまで落ちることは十分考えられますよね」
「何言ってるんだ!?2週目も一桁なら上等だぞ。
ゲーセンぷよら〜がどれだけ少ないか知らないわけじゃないだろ!?
それに秋葉原は社会人のぷよ通メンバーがメインだ、そこまで落ちないと
僕は考えている。ネガティブに考えるな!3位だったことを素直に喜べ!!」
『スタイルとテコ入れ』
「・・俺、秋葉対戦のやり方、今からでも変えたい!
3週目のインカム9位・・このままじゃ駄目だと思う」
「今のやり方のままじゃトップにはなれないかもって
俺も思うけど、どう変えるんだよ・・」
「もう一度打ち合わせて決めるしかないな・・最悪、やっぱりイベント方向で」
「・・もしもし、来週の宣伝文句は決まった?
・・えっ!?やり方を変えたい?何言ってんだ!!」
「いえ、このままじゃ駄目だと思うんです。もう一度打ち合わせを」
「何が駄目なんだ!?と、とにかく電話じゃ話しにくい。
後でそちらへ行く・・ ったく、何を考えてるんだ・・」
「どうした?」
「いえ、なんでも・・ 秋葉ぷよ通は今回の会議では
撤去候補に挙がらなかった。そうですよね?」
「ああ、今回はな。挙がるとしたら次回だろうな。3週目9位だと2ヵ月後は
どうなってるか分からない。終了候補に挙がらないようにするのがお前の仕事」
「し・・しかし、秋葉ぷよの方向性は間違ってないですよね?」
「ああ、俺は社会人ターゲットのインカム主義でいいと思ってるが」
「で、ですよね!!」
「それで駄目なら仕方ないだろ、秋葉はそれで1回失敗してるんだし」
「どうしたどうした、何か問題でもあったのか?」
「秋葉原の面々、急にやり方を変えたいって言い出して」
「まあ、微妙な順位だからな。3週目の動員数が9位って、
メチャクチャ微妙だろ・・俺ならテコ入れする」
「港浦、秋葉原はテコ入れなんてやめた方がいいぞ。
社会人相手なら、確実にジリジリやった方がいい」
「テコ入れですって、ぷよ通対戦なんてドカッと人集めてナンボですよ」
「とにかく、一週一週話題性を持たせて様子を見ていくのが一番だろうな」
「ちょ、ちょっと。皆で違うこと言わないでください!」
「なにやってるんだ、港浦は?」
「秋葉ぷよ通の方向性で悩んでいるみたいですね」
「担当があんなアタフタしてる所、連鎖家には絶対見せるなといって来い」
「えっ? あっはい・・」
「港浦、もっと自分に自信持て。そんな態度、選手の前でとるなよ」
「えっ、はい・・わかってますけど・・秋葉ぷよ、どう思います?」
「地道にやっていくか一か八か奇抜なことをやって上を狙っているか、
パッとしないぷよ対戦台の永遠のテーマではあるな」
「答えになってない、どっちがいいか聞いてるんです」
「ぷよ通で地道なんてのは無理、一週一週が勝負なんだからテコ入れだよ」
「テコ入れしていい場所とそうじゃない場所があるだろ。大学の文化祭で
無料イベントをやるのとゲーセンで同じことをするのは全く違う行為だ。
せっかく集まってきたのにぶち壊すようなことはしない方がいい。現状で十分だ」
「二桁の順位で細く長くなんて発想、駄目でしょ」
「長くやってれば、いつか火がつくこともある」
「ほとんどは火がつかず終わっていってると思いますけどね?」
「お前な、秋葉原はまだ9位。テコ入れなんて気が早い!」
「3週目の9位と100週目の9位じゃ全く違うと思いますけどね!!」
「まあまあ・・ってなんで僕が仲裁に・・・・?」
「まあ、秋葉原ぷよはまだ1ヶ月目だ。信用を積ませる意味でも
あまり突拍子もないことさせて爆死なんてさせるなよ」
「そう、だから確実にだ」
「なんで年上連中は堅く行こうとするかなー、人気対戦台にしようと思ったら
やれることはなんでも試してみるべきだと思うけどなー」
『常設台とインカム至上主義』
「8週目の参加者7名、十分だ。僕は現状でいいと思う。
で、やり方を変えたいってどういうこと?」
「僕たち、もっと動員数を上げたいんです。
大会や無料イベントとかでアピールして、もっと存在感を・・」
「生意気言うな。今の動員数で十分だ、下手に動いたら失敗する。
上に行くことより、今の人数をキープすることを考えろ」
「な・・なんですかそれ・・ おかしいですよ!
常に連鎖家を集め続けるべきじゃないんですか!?」
「ゲーセンぷよ通はそういう場じゃない!
しっかりとした固定客を定着させるんだ、今は我慢の時だ」
「そ、そうは思えません。このままだと動員数は下がっていく気がします」
「少しくらい下がってもいいじゃないか、
ビクビクするな!ひとつ、提案があるんだが」
「! な、なんですか?」
「他店舗の動向をあれこれ調べるのはやめないか?他拠点のスタイルに
振り回されては駄目だ。・・僕はもう10年以上対戦台でぷよっているが、
目先の人数を気にし過ぎて駄目になった所をたくさん見てきた。
本来、対戦台のノウハウは公開するようなものではなかったらしい。
しかし明大前や名古屋といった一部の大都市で、大規模イベントが行われる。
それを知れば、他店舗の人達もイベントをやりたいと思って当然だよな」
「そ、そうですよ。他店の動向は気になるし、
人を引き抜かれたりする前に手を打つのが普通なんじゃ・・」
「僕も以前はそう思っていた。しかし対戦台が撤去されるのはキツい。
だから、そこそこ人が集まっているのにやり方を変えようなんて言い出すんだ」
「でも他店の動向を聞かないなんて無理です。仲の良い同業者もいるし、
どうしても耳に入ってくる。ぷよ通対戦台の位置だけでもなんとなく分かる。
話が最初に戻りますけど、やり方を変えないで行くってことは
それで今の人数以上に人を集められると思ってるってことですよね?」
「いや、そうは思ってない」
「! ふっ、ふざけないでください。じゃあ変えるべきでしょう!?」
「人気が上がるとは思ってないが、めちゃくちゃ下がるとも思わない。
今のやり方を変えたら自滅する。対戦台撤去が早くなるだけだ」
「・・て・・撤去を少しでも引き伸ばそう、そう言っているようにしか・・」
「ある意味そう言っている。常設対戦台である以上、
1コインでも多くインカムを稼ぐべきだ。なら今のやり方の方がいい。
1日でも長く稼動させる。それが対戦台のためにも君達のためにも一番だ」
「ぷよ対戦台は博打、何か仕掛けて上を狙うべきです!
もしそれで失敗しても、何もしないで終わるよりいい!」
「いや違う、このままいくんだ、このまま撤去されてもだ!
たまに急に変わったことやりだして、明らかに人気取りにいってるってわかる
ぷよ団体とかがあるだろう。それで成功することもあるが、殆どは一過性になって
逆に寿命を縮める。秋葉原でそれをやるのは、本当に最後の手段だ!
」
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