・・・・横えびおじさんができなかったこと、
やり残したことをやりたいと思っています。
できなかったのはぷよぷよで一生食べていくこと、
やり残したのは人気ではなく実力で1位を獲ることです。
バクレン。 5ページ目
『米光氏と吉田氏』
「横えびさん、来週東京大学に行くのですか?」
「ん?貴殿とは以前どこかでお会いしたかな・・?」
「ボクも連鎖家ですよ。と言っても、元連鎖家ですけどね。」
「これは失礼した、先生。にしても、変な所に来てしまった。」
「変な所じゃないです、ここいい所です。
食べ物も凄く美味しいってみんな言ってました。」
「道を間違えたって意味、道路ではなく人生。
サブとは言え、僕が天下の赤門でぷよ講義・・・・有り得ない!」
「あり得ないって、有り得るから引き受けたんじゃないんですか?」
「有り得る?・・一瞬思ったかもしれない。魔が差したってやつだ。
秋葉原GiGOへ行くのが嫌になってた時に今日のぷよぷよ会議で
東大ぷよ講義の話を聞き、自分でもやれそうだと・・
ったく何をしてるんだか、失敗したよ。」
「横えび君、そんなところに。」
「ちっ、見つかった。あいつだ。あいつに”才能ある、君は天才だ”などと
おだてられて。いや一瞬でも、東大の教壇に立つ
自分の姿を妄想した僕が馬鹿だった。この先憂鬱だよ。」
「はあ・・・・」
「横えび君、ぷよぷよ会議の始まる前に来週の講義の打ち合せをもう少し。」
「吉田先生!吉田先生は生きてることは楽しいか!?」
「よ、よし、それでいこう。ぷよ講義の決め台詞
”ぷよることは楽しいか!?” 横えび君らしくていい。」
「ちゃんと答えて下さいよ!」
「(・・失敗って、呼ばれたくても声が掛からない人いっぱいなのに・・)
あの・・横えびさん、公務員じゃなかったら何をやりたかったんですか?」
「・・働きたくないんだ。そんな私が先生の真似事・・無理だ!
何故、連鎖家は働かなくてはならない??
寝たいだけ寝て、ぷよりたい時にぷよりたいだけぷよる。
連鎖フィールドで呑気に寝ているカーバンクルにでも生まれたかった・・」
『西日暮里と秋葉原』
「nika店長?横えびです。」
「横えび先生!?」
「匿ってくれないか?」
「悪者に追われてるんです?」
「どちらかと言うと、刑事にだ。」
「私は全ての先生を尊敬する。毎週毎週ゲーセンぷよ通の対戦会を
穴を明けずに実施するなんて、人間技じゃない。」
「横えび先生もやってるじゃないですか?」
「いや、私はもう限界だ。自分で言うのもなんだが、
責任感も忍耐力もある方だが今の東京群馬二重生活は異常だ。
役所勤めオンリーの方が100倍いい。いや僕には合っている。
土日休めるだけで幸せだったんだ・・今は休みどころか睡眠時間も激減。
その少ない睡眠でさえ、連鎖にうなされ目が覚める始末。」
「好きじゃないとできない仕事だって他の店長さんが
言ってました。僕は好きだから楽しいです。」
「・・・・そうなんだよ、きっと。
僕は特に人集めが好きな訳じゃない。だから仕事として辛い。」
「やめたかったら店長とかにちゃんと話せば、やめさせてくれると思います。」
「(えっ!?・・・・止めないんだ・・・・) ん?またドアフォンが・・」
「集Hey社の村田と申します。」
「村田!?」
「横えび君、居るのはわかっている。おとなしく出てきなさい!」
「本当に刑事みたいですね。」
「な・・なんで自分がここに居ることが・・」
「僕が集Hey社に電話しました。村田さん、入れますよ。」
「き・・きみ?」
「あんた迷惑なんだよ!あんたみたいなの見てるとテンション下がるし、
滅茶苦茶腹が立つ!皆ゲーセンぷよ通デビューを目指してるんだ!
デビューしたくてもできないから、ネット対戦で我慢してるんだ!
それをなんだあんたは・・こんな所に来て何ほざいてるんだ!ふざけんな!!」
「ご・・ごめんなさい・・・・」
「行くぞ横えび、秋葉原で皆が待ってる。」
「・・僕はどうしたらいいんだ?」
「連鎖を組めばいいんだよ。」
「なんかかわいそうですね。」
「いや、全然。」
「・・操作も適当になって連鎖も荒れてきてる。対戦相手は正直だ。
人気も落ちてきたし、ここで一度休んでじっくり・・」
「人気投票の1位が危なくなったくらいで、
落ちたなんて言わせないよ。さーっ、ぷよってぷよって。
」
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